「古塩抜き」、「古塩のデトックス」という言葉を最近Twitterなどでよく見かけるようになりました。
古い塩を排出することで健康になる、ということらしいのですが、本当なのだろうかと思い調べてみました。
現時点では、科学的なデータや実験結果といったものは見つけることができなかったので、現状これを推奨している人や実践した人たちが発信している情報をまとめてみました。参考になれば幸いです。
古塩とは
長期間体内に蓄積された肉や魚などの動物性タンパク質に含まれているナトリウムのことを主に指す。動物性タンパク質中のナトリウムは水に溶けることができず、血管壁、内蔵、骨、組織細胞などに沈着している。
古塩がなぜ悪いのか
人間の身体には飢餓状態に備えて栄養を備蓄する機能が備わっている。塩分を備蓄する際には、動物性の毒を一緒に備蓄してしまっている。現代は飽食の時代のため、備蓄した古い栄養素が長期間使われずに溜まったままになっている人が多く、毒も一緒に溜まったままになっている。海塩などでよい塩分を摂っても、古い悪いものが溜まったままになっているために新しい良いものが吸収されない状態になっている。
古塩による症状
- 血管、内蔵、組織細胞が硬くなる
- 踵のひび割れ
- 掌、手の甲がカサカサ
- タコ、魚の目
- 足の小指の爪が小さく硬い
- むくみ
- 白髪
- 高血圧
- 関節痛、身体の強張り
- 甘いもの、しょっぱいものを欲しがる
- 自分を責めやすい
古塩を排出する方法
塩断食
時間
- 24〜48時間程度
食べて良いもの
- 野菜と果物と軟水のみ
- ナトリウムを排出させるために、カリウムが含まれる果物や野菜を多く摂る
- 排出を促すために水分を多めに摂る(軟水)
食べてはいけないもの
- 塩(味噌、醤油含む)
- 動物性食品
- 菓子類
- 動物性食品を多く食べている人は穀物も抜く
頻度
- 1〜2ヶ月に1回程度
塩断食中の症状
24時間経過ころから古塩が溶け出し始め、一緒に毒素が溶け出す
症状
- 頭痛
- 倦怠感
- 無気力
- 浅い睡眠
- 尿の色が濃く匂いが強い
塩抜き終了後
- 急に塩を摂らずに徐々に摂るようにする
結果
- 寝起きの腰痛が軽減
- 塩を摂ると意識がはっきりする
- 便通の改善
ちなみに、私も48時間ほどの塩抜きを一度実践したことがあります。私の場合は、終盤で少しダルさを感じる程度で大きな不調には見舞われませんでした。そして、その後なにかが劇的に改善するということも特にありませんでした。定期的に続けるべきと言われていますので、何度か試してみたいと思います。
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